シャンプーの髪と頭皮に悪い成分5つ:良いシャンプーと悪いシャンプーの見分け方

【美容師が解説】シャンプーの髪と頭皮に悪い成分5つ:良いシャンプーと悪いシャンプーの見分け方

シャンプーにおける、髪と頭皮に良くない成分の代表的なものを5つ紹介します。それは、強い洗浄成分/界面活性剤、シリコン、香料・着色料、防腐剤(パラベン、フェノキシエタノール)です。良いシャンプーと悪いシャンプーの見分け方についても解説します。

※この記事の悪い成分とは、人によって刺激となる可能性のある成分のことをいいます。全ての人に悪い成分という意味ではありません。
※良いシャンプーとは、洗浄力が優しくて低刺激、保湿力の高いものとします。悪いシャンプーとは、洗浄力が強く、刺激になりやすい成分を含むものとします。

目次

シャンプーの髪と頭皮に悪い成分5つ

髪と頭皮に悪いシャンプーの成分5つを紹介します。

  1. 強すぎる洗浄成分/界面活性剤
  2. シリコン
  3. カチオン界面活性剤
  4. タール系着色料
  5. 防腐剤

1.強すぎる洗浄成分/界面活性剤

強すぎる洗浄成分は、脱脂力も強く地肌の乾燥を招き、頭皮トラブルを引き起こすことがあります。

また、肌への刺激性もあるので敏感肌の方には不向きです。

頭皮だけでなく髪も乾燥し、毛先のパサつきゴワつきがでやすくなります。 強い洗浄力の界面活性剤3つ

  • 石けん系
  • 高級アルコール系
  • オレフィン系

石けん系

洗浄力が強く脱脂力も高いため、髪と頭皮が乾燥するので乾燥肌、アトピー肌には不向きです。

また、洗い上がりの髪がきしみやすく、パサつきゴワつきやすいので使いこなすのが非常に難しい洗浄成分です。

石けん系の洗浄成分

  • 石けん素地
  • カリ石けん素地
  • ラウリン酸、ラウリン酸Na、ラウリン酸K
  • ステアリン酸、ステアリン酸Na、ステアリン酸K
  • オレイン酸、オレイン酸Na、オレイン酸K

高級アルコール系

洗浄力と泡立ちが強い高級アルコール系。

使用感の良い洗剤ですが、脱脂力が強く、乾燥を引き起こしやすい。敏感肌の方には刺激になることがあります。

特に、ラウリル硫酸Naは刺激になりやすく、残留性も高いので注意が必要です。(最近の商品には利用されなくなっているが、海外ブランドには利用されることも。)

高級アルコール系の洗浄成分

  • ラウリル硫酸Na
  • ラウリル硫酸TEA
  • ラウリル硫酸アンモニウム
  • ラウレス硫酸Na
  • ラウレス硫酸TEA
  • ラウレス硫酸アンモニウム

オレフィン系

硫酸系の代替成分として、市販シャンプーやサロンシャンプーに利用されることの多くなったオレフィン(c14-16)スルホン酸na。

ラウレス硫酸系と洗浄力は同等といわれています。敏感肌、乾燥肌の方は注意しましょう。

オレフィン系の洗浄成分

  • オレフィン(c12-14)スルホン酸na
  • オレフィン(c14-16)スルホン酸na

洗浄力が強いということは、ヘアカラーの色持ちやパーマの持ちが悪くなります。ヘアデザインを楽しむ方には不向きなシャンプーです。

また、頭皮トラブル(フケ・かゆみなど)の原因になることもあるので、薄毛や抜け毛に悩んでいる人は使わないようにしましょう。

2.シリコン

シリコンは、髪の指通りを良くしたり、滑らかさを出すためにシャンプーやトリートメントに配合されています。

一時期ノンシリコンシャンプーがブームとなり、シリコンについて知っている方も多いはず。

「シリコン=悪」ということではありません。髪のコンディションを整える優秀な成分です。

しかし、シリコンは継続利用していると髪に蓄積します。これをビルドアップと呼びます。

主な症状としては、髪がベタつき重たくなるパーマの持続性が悪くなったりトリートメントが効きにくくなったりもします

そもそも優秀な成分内容のシャンプーであれば、シリコンは必要のない成分です。(実際、優秀なシャンプーにはシリコンをほぼ使用していません。)

メリットとデメリットを理解すると、シリコン入りのシャンプーを使わなくても良いという答えに行きつきます。

詳しくはこちらで解説しています。

3.カチオン界面活性剤

カチオン界面活性剤は、静電気を防ぐ効果があり、髪に滑らかさを出してくれる成分です。

トリートメントには必ずと言っていいほど配合されています。

しかし、強い刺激性があります。ラウレス硫酸Naの何倍もの刺激があるといわれます。

トリートメントの場合は頭皮につけなければ良いだけの話ですが、シャンプーに配合されている場合はそうはいきません。

シャンプーは頭皮も洗うため、必ず頭皮についてしまいます。

特に肌の弱い人は絶対に避けるべきシャンプーの成分です。 カチオン界面活性剤の成分例

  • セトリモニウムクロリド
  • ステアルトリモニウムクロリド
  • ベヘントリモニウムクロリド
  • ベヘントリモニウムメトサルフェート
  • ジステアリルジモニウムクロリド
  • クオタニウム-18
  • ベンザルコニウムクロリド

4.タール系着色料

シャンプーに色を付けて美しく見せる着色料。

酸化鉄や酸化チタンと石炭や石油系の原料から化学合成でつくられるタール色素の中には、皮膚障害やアレルギーを起こす危険性があるとされています。

タール色素は、「赤色+数字」「青色+数字」など、「色+数字」で表示名が決められています。成分表を良くみればすぐに認識できるはずです。 タール系着色料の成分例

  • 青色○号
  • 赤色○号

5.防腐剤

シャンプーの品質を維持するために配合される防腐剤。細菌やカビ増殖、腐敗を防ぐ役割があります。

防腐剤で使われるパラベンやフェノキシエタノールなどは、刺激を感じる人もいます

敏感肌の方、頭皮トラブル(フケ、かゆみ、赤み)がある方は避けた方が良いかもしれません。

ちなみに、無添加シャンプーなどでパラベンフリーとかかれたシャンプーの中には、フェノキシエタノールが配合されていることがあります。

「〜無添加」、「〜フリー」と記載されていても、売り文句を鵜呑みにせず、成分表示をよく見ることが大切です。 シャンプーに使われる防腐剤

  • メチルパラベン
  • エチルパラベン
  • フェノキシエタノール
  • 安息香酸
  • 安息香酸Na
  • サリチル酸
  • サリチル酸Na
  • ソルビン酸
  • ソルビン酸K
  • メチルイソチアゾリノン

良いシャンプーと悪いシャンプーを見分け方

良いシャンプーと悪いシャンプーを見分け方
良いシャンプーと悪いシャンプーを見分け方は、

  1. 成分表を見る
  2. 洗浄成分をチェックする
  3. 刺激成分の有無をチェックする
  4. わからない成分はインターネットで検索する
  5. 比較検討する

良いシャンプーとは、洗浄力が優しくて低刺激、保湿力の高いものとします。
悪いシャンプーとは、洗浄力が強く、刺激になりやすい成分を含むものとします。

アミノ酸系洗浄成分配合シャンプーがおすすめ

地肌に優しく低刺激、保湿力の高いアミノ酸系シャンプーがおすすめです。

アミノ酸系界面活性剤は、人間の肌と同じ弱酸性です。

洗い上がりはしっとりとしていて、髪のきしみがでにくい特徴があります。 アミノ酸系洗浄成分一覧

  • ラウロイルグルタミン酸Na
  • ラウロイルグルタミン2Na
  • ラウロイルグルタミンTEA
  • ラウロイルメチルアラニンNa
  • ラウロイルメチルアラニンTEA
  • ココイルメチルアラニンNa
  • ココイルメチルアラニンTEA
  • ラウロイルメチルタウリンNa
  • ラウロイルメチルタウリンK

参考サイト:カチオン界面活性剤の毒性と刺激性について

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。

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