乳液の正しい使い方:効果を引き出すテクニック5つ

乳液の使い方:効果を引き出すテクニック5つ

乳液は、透明感のある肌を作るのに欠かせないスキンケアの一つ。今回は、乳液の使い方、効果を引き出すテクニックについて解説していきます。手で付ける場合、コットンで付ける場合の手順も紹介。

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下川直人

目次

乳液の正しい使い方

乳液をつける順番は、美容液の後につけるのが正解です。美容液を使わない場合は、化粧水の後につけましょう。

  1. 洗顔
  2. 化粧水
  3. 美容液
  4. 乳液
  5. クリーム

手でつける場合の付け方

テクスチャーがしっとりとしたクリーム状の乳液をける時は、「手」を使用するのがおすすめ。

手でつけることによって、肌への刺激を減らすことができます

さらに、手の温度で乳液を温めることで、より深く肌に浸透させることができます。

①適量を手に取り、手で乳液を温めます

①適量を手に取り、手で乳液を温めます

適量(おおよそ10円玉程)を手に取ります。
手のひらを合わせて乳液を温めます。温めることで肌への馴染みと浸透が良くなります。

②顔の中心から外側に向かって付けます

顔の中心から外側に向かって付けます

手の平全体を使って優しく顔の中心から外側に向かって伸ばしていきましょう。引き上げながら外側に向かって塗り伸ばしていきます。

脂性肌や混合肌の方は、Tゾーンのベタつく部分は薄めに塗るようにします。

③乾燥しやすい部分は重ね付けします

乾燥しやすい部分は重ね付けします

目元、口元、頬などの乾燥しやすいパーツは、再度重ね付けしていきましょう。一度しっかりと肌に馴染んでから、重ね付けすると効果的です。

④ハンドプレスで浸透を促します

ハンドプレスで浸透を促します

手のひらで顔を包み込むようにし、優しくハンドプレスしていきます。体温で温めるように包み込むようにすると効果的です。

コットンでつける場合の付け方

テクスチャーがサラサラとしたウォータータイプの乳液を付ける時は、「コットン」を使用するのがおすすめ。

コットンでつける場合は、手で塗るよりも乳液を多く使いますが、コットンの方が刺激が少なく、肌に浸透させやすいという利点があります。つける時の摩擦に気をつけましょう。

①適量をコットンに取ります

適量をコットンに取ります

コットンに500円玉サイズの乳液を出します。乳液量が少ないと肌への刺激になるので、コットンにたっぷり馴染ませましょう。

②顔の中心から外側に向かって優しく馴染ませます

顔の中心から外側に向かって優しく馴染ませます

顔の中心から外側に向かって、優しく馴染ませます。少し引き上げるように斜め上に向かって塗ると良いです。

③頬→額→顎の順番で、乳液を軽く伸ばすように馴染ませましょう。

優しく丁寧につけることで、摩擦を軽減することができます。肌に傷をつけるのを回避するためにも、擦りすぎずに優しく乳液を塗るようにしましょう。

ハンドプレスで浸透を促します

ハンドプレスで浸透を促します

手のひらで顔を包み込むようにし、優しくハンドプレスしていきます。体温で温めるように包み込むようにすると効果的です。

アレンジした使い方

乳液パックとして使う

洗顔後に乳液をたっぷり塗り、5〜10分くらい時間を置きます。その後、洗い流します。

お風呂に入る時にすると効果的!肌が見えないくらい、たっぷり乳液を塗ることがポイントです!垂れてくる場合は、ラップを使うのもおすすめ!

サラサラしたテクスチャーのものは、たくさん塗っても垂れてきてしまうのであまりおすすめしません。

シートマスクに乳液をプラスする

市販のシートマスクをつけ、その上から乳液を塗るだけで保湿効果アップが期待できます。シートを外した後、さらに乳液を塗りましょう。そうすることでさらに保湿効果が期待できます。

乳液の効果を引き出す5つのテクニック

乳液の効果を引き出すテクニック9つ

①化粧水を塗った後、1~2分おいて使用する

化粧水をつけた後すぐの肌が濡れた状態で乳液を使用すると、濃度が薄くなることやムラに付く原因になります

化粧水が浸透するまで、1〜2分程度の時間をおいてから乳液を塗るようにしましょう。

化粧水の後に美容液を使う場合も同様です。しっかりと馴染んで浸透した後につけるようにしましょう。

②手で温めてから塗る

乳液は多くの油分を含んでいるので温めることで浸透力が高くなり、肌になじみやすくなります。手の平で包むようにして少し温め、乳液を人肌程度の温かさにしてから肌につけましょう

③肌質に合わせた塗り方をする

肌質に合わせて乳液の塗り方も調整しましょう。

オイリー肌の塗り方

オイリー肌の人は、さっぱりタイプの乳液を「部位別に使い分けて」使用しましょう。顔全体の油分を均等にするイメージで塗ることで、ベタつきやテカリが抑えられます。

皮脂が多い部分のTゾーンは薄めに塗り、それ以外の部分はしっかりと塗りましょう。

乾燥肌の塗り方

乾燥肌の人は、しっとりタイプの乳液を顔全体に馴染ませた後、再度乾燥しやすいUゾーンを重ねて塗るようにしましょう。目元、口元、頬は入念に保湿しましょう。

④摩擦に気を付ける

ゴシゴシと擦らず、優しく塗るようにしましょう。

肌に摩擦が原因で、肌トラブルや色素沈着が起こることがあります。適正量を守り、優しく肌を撫でるように塗りましょう。

⑤1日に何度も塗らない

保湿効果を高める重ねづけとは違い、1日に何度も乳液を塗るのはおすすめしません

知っておいてほしいのは、塗れば塗るほど保湿効果が高まるものではないという事です。

乳液を塗りすぎて毛穴を詰まらせれば、肌トラブルの原因となることもあります。塗り過ぎには気をつけてくださいね。

乳液の選び方

自分の肌タイプに合わせた乳液選びが大切です。

肌タイプに合わせ選ぶ

スクロールできます
肌タイプ乳液タイプ
乾燥肌保湿成分を配合した「しっとりタイプ」を選ぶ
混合肌「さらさらタイプ」を使用し、乾燥しやすい部分は重ね付けする
脂性肌「さらさらタイプ」を使用する

季節によってタイプを使い分けする

冬で乾燥しやすい時期は、油分が多めのしっとりタイプの乳液がおすすめ。夏などの汗をかく時期は、油分が少ないさっぱりタイプを。

夏でも冷房の近くで仕事をする人は、しっとりタイプの方が良かったりするので、ライフスタイルと肌の乾燥状態に合わせて使い分けましょう。

おすすめの乳液

※記事の内容は、個人の感想であり効果効能または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。

スキンケアの基本

著者情報

美容師資格を保持する美容師が執筆&監修する美容メディア。「ヘアケア・スキンケア・メイクアップの基礎知識」や「美容の雑学」をわかりやすく解説。プロがおすすめする美容アイテムも紹介します。

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