正しい洗顔のやり方:毛穴レスな美肌に導く洗顔方法ポイント5つ

正しい洗顔のやり方:毛穴レスな美肌に導く洗顔方法ポイント5つ

スキンケアの基本である洗顔ですが、正しいやり方について誰かに教えてもらえる。そんな機会はなかなかありません。多くの方が自己流のやり方で毎日顔を洗っているのが実状です。

今回は、正しい洗顔のやり方と毛穴レスな美肌に導く洗顔方法ポイント5つについて詳しく解説をしていきたいと思います。美肌に近づく最も効果的なスキンケアが洗顔です。この記事を参考にしていただき、洗顔のやり方を見直してみてはいかがでしょう。

目次

正しい洗顔のやり方

正しく洗顔するコツは、肌に指が当たらないように、泡を使って洗うこと。

イメージとしては、泡で産毛についた汚れを落とすように洗う感覚です。では手順をみていきましょう。

手順①手を洗い清潔にする

手を洗い清潔にする

洗顔をする前に手を洗い清潔にしましょう。

手に汚れがあると、洗顔料の泡立ちが悪くなります。まずは、ハンドソープなどを使い洗います。

手順②ぬるま湯で予洗いします

ぬるま湯で予洗い

洗顔料をつける前に、ぬるま湯(33〜35度くらい)で予洗いをします

お湯の温度に注意しましょう。冷たい水だと毛穴が閉じて汚れを排出しにくくなり、熱すぎると必要な皮脂まで落として、乾燥してしまいます。

お湯で肌表面を濡らしておくと、洗顔料に含まれる界面活性剤が肌に吸着しにくくなり、刺激を減らすことに繋がります。

手順③たっぷりの泡をつくります

たっぷりの泡をつくります

商品の説明に従って適切な使用量を使い、弾力のあるきめの細かい泡をつくります

摩擦を防ぐことができますし、泡に十分な空気が入っていると肌に密着しやすく、汚れが落ちやすくなるのです。

泡立てネットを使えば、ふわふわな泡作りも簡単です。

手順④たっぷりの泡を使って顔を優しく洗う

たっぷりの泡を使って顔を優しく洗う

まずは、皮脂の多いTゾーンから泡をのせます。その後全体にのせていきます。

摩擦をしないように優しく洗うことが大切なポイント泡を押さえるように洗顔します。手と顔が触れないように意識しましょう。

長く時間をかけると、必要以上に皮脂が洗い流されて乾燥の原因になります。泡をのせる時間は10秒程を目安にしましょう。

手順⑤ぬるま湯でしっかりと洗い流す

ぬるま湯でしっかりと洗い流す

予洗いと同様にぬるま湯で洗い流すこと

洗顔料が残りやすいフェイスラインや小鼻のキワは要チェック。残ってしまうとニキビの原因になります。充分に洗い流しましょう。

10回以上は洗い流すことを意識しましょう。

手順⑥摩擦しないように優しく水分をとる

摩擦しないように優しく水分をとる

水分の拭き取りは、清潔なタオルで優しく押さえて拭きましょう摩擦を起こさないようにすることが大切です。

タオルだと細かい繊維が顔についたり、摩擦が気になったりする場合は、ティッシュキッチンペーパーで抑えるようにして水分をとりましょう。

手順⑦洗顔後はすぐに保湿しよう

洗顔後はすぐに保湿しよう

洗顔後は皮脂が取り除かれている状態なので、乾燥しないようにすぐに保湿をしましょう。

乾燥はニキビにとっても悪影響。肌に適した化粧品で、しっかり保湿することが大切です。

毛穴レスな美肌に導く洗顔方法ポイント5つ

洗顔で大切な事は、
「汚れだけを落として、肌のうるおいは守る」ことです。

そして、摩擦に気をつけ肌にやさしい洗顔を心がけましょう。

ポイント1.洗顔は朝と夜だけ

「朝の洗顔」は、寝ている間に蓄積した皮脂汚れを落とす役割

「夜の洗顔」は、メイクや皮脂汚れを落とす役割

何度も洗顔するのは、乾燥や過剰皮脂など肌トラブルの原因になるので注意しましょう。

皮脂の分泌が盛んな人や、「鼻やあごなど、部分的だが肌のベタつきがある」という人は、朝も水洗いだけではなく、きちんと洗顔することをおすすめします。

ポイント2.濃密なふわふわの泡で洗う

肌との摩擦を防ぐため洗顔料をしっかり泡立て、泡をクッションにして洗うようにしましょう。また、洗顔料の界面活性剤の濃度を薄くすることができるので、肌への刺激を軽減することができます。手を逆さにしても落ちないくらいの濃密さがあれば理想的でしょう。

泡立てが苦手な人は、泡立てネットを使ってしっかりと泡立てましょう。ポンプを押すと泡の状態ででてくる泡洗顔もおすすめです。

ポイント3.熱すぎない冷たすぎない、ぬるま湯で洗う

お湯の温度が熱すぎると、お肌のうるおいが逃げて乾燥しやすくなることがわかっています。逆に冷たすぎると、お肌の汚れが落ちにくくなってしまうのため、お湯でもない水でもない「やや冷たいぬるま湯」がベストです!

お肌に触れたときに、「ちょっと冷たいかな」と感じるくらいが温度の目安です。

ポイント4.すすぎ残しをしない

洗顔料をすすぎ残すと肌に界面活性剤が残り、肌トラブルを起こす原因になります。

特にフェイスラインのこめかみアゴの下髪の生え際などがすすぎが残しの多いゾーン。

ヌルヌル感がなくなってから10回くらいすすぐを目安にするといいでしょう。そして、顔を拭く前に鏡ですすぎ残しがないかチェックしましょう。

ポイント5.洗顔にかける時間を調整する

「オイリー肌」

皮脂分泌が多いオイリー肌の方は、泡を顔にのせている時間を少しだけ長くするといいでしょう。

「乾燥肌」

乾燥の方は、泡を顔にのせている時間を少しだけ短くしましょう。洗顔にかける時間を10秒くらいを目安にするといいでしょう。

「混合肌」

皮脂でベタつくパーツと乾燥するパーツがある混合肌の方は、皮脂が気になるTゾーンから泡をのせます。

そして次に、乾燥が気になるUゾーンに泡をのせて洗い流しましょう。

順番にすることでパーツごとの洗顔時間を調整することができます。

洗顔料の選び方とは?

洗顔料の選び方とは?

①肌質に合う洗浄成分が配合されているかチェックする

洗顔料に配合されている洗浄成分は、種類によって洗浄力が異なります。自分の肌質にあう洗浄成分が配合されているのか成分表をみてチェックしましょう。

オイリー肌・脂性肌の方は「石けん系」を選ぶ

皮脂が多くてベタつく、オイリー肌という方には「石けん系の洗浄成分」を配合した洗顔料がおすすめです。石けん系は、洗浄力が高くて泡立ちも良く、さっぱりとした洗い上がりが特徴です。

石けん系の成分例
  • ラウリン酸
  • ミリスチン酸
  • パルミチン酸
  • ステアリン酸

乾燥肌・敏感肌の方は「アミノ酸系」を選ぶ

洗顔した後に肌つっぱる、カサカサするという乾燥肌の方には、「アミノ酸系の洗浄成分」を配合した洗顔料がおすすめです。

アミノ酸系は、優しい洗浄力でしっとりとした洗い上がり、肌に必要な皮脂を残してくれる特徴があります。

皮膚への刺激も少ないので、お肌に優しい洗浄成分と考えられています。敏感肌の方にもおすすめです。

アミノ酸系の成分例
  • 〜グルタミン酸TEA
  • 〜タウリン酸Na
  • 〜メチルアラニンNa

②肌悩みに有効な成分を配合しているものを選ぶ

肌悩みに有効な成分を配合しているものを選ぶ

肌の悩みがある方は、有効な成分を配合している洗顔料を選びましょう。

ニキビで悩んでいる方は「抗炎症成分」を配合している薬用洗顔料を選ぶ

ニキビ肌の方には、抗炎症成分などの有効成分を配合している医薬部外品の有効成分を配合している洗顔料がおすすめです。

抗炎症成分の例
  • グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)
  • グリチルレチン酸ステアリル
  • アラントイン
  • ε-アミノカプロン酸

また、ニキビになりにくい製品かをチェックするテストを受けた「ノンコメドジェニックテスト済み」というのものを選ぶのもいいでしょう。

毛穴の詰まり・黒ずみが気になる方は「クレイ」「酵素」配合を選ぶ

毛穴の詰まり・黒ずみ汚れが気になっているという方は、皮脂吸着効果が期待できるクレイを配合している洗顔料を選びましょう。また、タンパク質や皮脂を除去する働きがある酵素を配合している洗顔料がおすすめです。

クレイの成分例
  • ベントナイト
  • カオリン
  • モロッコ溶岩クレイ
酵素の成分例
  • パパイン
  • プロテアーゼ
  • リパーゼ

肌への負担も大きいため毎日使いというよりは、週一回のスパシャルケアとして利用するのがおすすめの使い方

シミ対策には美白有効成分を配合した洗顔料を選ぶ

シミ対策には美白有効成分を配合した洗顔料を選びましょう。

美白有効成分は、メラニンの生成を抑え、シミやソバカスを防ぐ効能があります。厚生労働省が認める20種類弱の成分が認可されていて代表的なものを紹介します。

酵素の成分例
  • ビタミンC誘導体
  • トラネキサム酸
  • コウジ酸
  • ナイアシンアミド
  • 4-メトキシサリチル酸カリウム塩(4MSK)

③使いやすい形状・タイプを選ぶ

使いやすい形状・タイプを選ぶ

さっぱりとした洗い上がりの固形洗顔

洗浄力が高めでさっぱりとした洗い上がりの固形洗顔。脂性肌・オイリー肌タイプで、皮脂が多くてベタつきがやすい方におすすめです。

しっかりと皮脂を落とすのには最適ですが、乾燥肌・敏感肌の方にはやや不向き。固形ということもあり管理が面倒な点がデメリットです。

使いやすくてバリエーション豊富なチューブタイプ

使いやすくて便利な容器のチューブタイプの洗顔料。その中身は、クリーム・ジェル・リキッドなど様々です。

洗浄力の高め〜低めと販売されている種類も豊富なので、一般的にはフォームタイプの洗顔料を選ぶことが多いでしょう。

迷ったらチューブタイプのものから選ぶといいと思います。

酵素洗顔に多いパウダータイプ

皮脂や詰まり毛穴を除去する働きを持つ酵素洗顔。水に触れると働きが弱くなる性質を持つためパウダー状になっていることがほとんどです。

詰まり毛穴や黒ずみが気になるという方におすすめです。個包装タイプのものは、持ち運びや管理も手軽で便利です。

泡立ちが悪くて、弾力のあるモコモコ泡を作るのが難しいデメリットがあります。泡立てネットを使って泡立ててから使うようにしましょう。

簡単で便利な泡洗顔

ポンプを押すだけで泡が出てくる、非常に便利な泡洗顔。泡立てが不要なので、時間のない忙しい朝に活用できそうです。

ワンプッシュでどれくらいの泡が出るのか、ポンプの押しやすさなど容器の使いやすさにも注目です。

泡洗顔だからといって他の洗顔に劣ることはないので、ぜひ使ってみてください。

ポンプだけ無印良品などで手に入れて、中身を詰め替えようを購入するのもおすすめです。

まとめ

洗顔の正しいやり方とポイント、洗顔料の選び方について解説してきました。洗顔を見直すことで美肌へと近づくこと間違いなしです!

肌質や肌状態に合わせて洗顔する時間ややり方を調整してみてくださいね。

※記事の内容は、効能効果または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。

著者情報

美容のプロが『ヘア・メイク・コスメの基礎知識』や「美容の雑学」をわかりやすく解説していきます。ヘアケア・スキンケア・メイクアップに関する、知っておきたい基礎知識や明日から使える豆知識などを解説。プロがおすすめする美容アイテムなども紹介します。




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