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枝毛の原因とは?修復できない枝毛の処理方法

「枝毛を改善する方法が知りたい。」
「ひどい枝毛の処理方法が知りたい。」
「枝毛って裂いてもいいの?」
こんな悩みや疑問について、美容師が回答します。

今回は、枝毛ができる原因とは?予防と対策方法、処理する方法まで徹底解説していきたいと思います。

枝毛ができる原因とは

枝毛とは、髪の毛が枝のように裂けている状態をいいます。

髪の外側にあるキューティクルがダメージによって削れたり剥がれたりすることで、髪の強度が下がり簡単に裂けるようになります。

つまり、枝毛ができるのは髪のダメージが原因です。ダメージというのは大きく分けて4つあります。

  1. ブラシなどの引っ掛かりや摩擦によるダメージ
  2. ドライヤー・アイロンによる熱ダメージ
  3. 日焼けによる紫外線ダメージ
  4. カラーやパーマによる薬剤ダメージ

枝毛の種類

枝毛の種類は大きく分けて3つあります。

  1. 毛先が枝分かれしている
  2. 毛先が折れている
  3. 縦に裂けている

これら3つの枝毛ができる原因もダメージよるものです。
根本的に枝毛を解決するには、ダメージ予防が大切だといことがわかります。

枝毛は修復できるのか?

残念ながら、できてしまった枝毛は修復することはできません。

髪は爪と同じように死んでしまった細胞なので、自己治癒力を持ちません。

枝毛をなくす方法はカットするしかありません。新たに枝毛ができることがないよう、予防することが大切になります。

枝毛を裂くとどうなるの?

枝毛を裂くと、さらに枝毛がひどくなります。

バサバサになったり、裂いた毛先が細くなるので折れたり、輪っかになったりします。そうなると、ブラッシングや手櫛を通す時に引っかかりやすくなるので、さらに枝毛ができることも。

枝毛は絶対に裂かないようにしましょう。

枝毛の予防と対策方法8つ

枝毛の予防と対策方法8つを紹介します。

  1. 丁寧なブラッシングを心がける(摩擦ダメージ対策)
  2. プレシャンプーをして泡立ちを良くする(摩擦ダメージ対策)
  3. アイロンを高温で使わない140〜150℃を推薦(熱ダメージ対策)
  4. 濡れている髪にアイロンを使わない(熱ダメージ対策)
  5. 日焼け止めスプレーを使う(紫外線ダメージ対策)
  6. 直射日光を避けて帽子を被る(紫外線ダメージ対策)
  7. カラーやパーマの頻度を減らす(薬剤ダメージ対策)
  8. 縮毛矯正やブリーチをする際、トリートメントを必ずする(薬剤ダメージ対策)

日常生活で枝毛ができるような習慣がある方は、上記の枝毛予防と対策方法8つを実践してみましょう。

修復できない枝毛の処理方法2つ

枝毛ができた後に処理する方法2つについて解説します。

1.枝毛をカットする方法

枝毛をカットするのは、セルフか美容室のどちらかになります。

枝毛の数が少ない場合には、自分でカットしても良いでしょう。

しかし、枝毛の数が多い場合には、美容室でカットするのがおすすめです。

セルフカットする方法は、枝毛部分より約5cm上からカットします。

枝毛になってしまった髪の毛は、枝毛よりも上の部分までダメージが進行しているからです。

使うハサミは髪をカットする専用のハサミが良いでしょう。普通の工作バサミよりも、髪に負担をかけずに切ることできます。

2.トリートメントで枝毛をケアする方法

枝毛はトリートメントで修復することはできませんが、トリートメントをすることで新たな枝毛を作らないよう予防することができます

また、トリートメントで髪を保湿すれば、枝毛特有のバサバサする髪をまとまりの良い艶やかな髪にしてくれます。

修復できないからといって諦めず、ホームケアのトリートメントはもちろん、美容室でのトリートメントをすることをおすすめします。

まとめ

枝毛ができる原因、予防と対策方法、処理する方法を解説してきました。

一度できてしまった枝毛は修復することができません。

枝毛を根本的に改善するには、日常でのダメージ予防を心がけることが大切です。

そして、トリートメントなどの基本的なヘアケアも必ずするようにしましょう。

※記事の内容は、個人の感想であり効果効能または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。

参考:
髪の基礎知識 vol.19「髪のダメージの原因」
髪の基礎知識 vol.20「ヘアカラーダメージとパーマダメージの違い」
花王:キューティクルの傷み