リバースケアの正しいやり方を解説:メリットとデメリットも紹介
リバースケアの正しいやり方・順番、頻度について美容師が解説します。
- 「髪がバサバサでまとまらない」
- 「毛先のパサつきが気になる」
- 「いつも髪が絡まる」
このような髪の悩みがある方におすすめのヘアケア方法です。リバースケアの効果やメリットとデメリットも紹介します。
リバースケアとは
リバースケアとは、トリートメントをしてからシャンプーをするというように一般的なヘアケアの順番を逆にすることをいいます。
髪が濡れた状態に使うトリートメントを、乾いた髪に塗布することで、高いヘアケア効果をもたらします。
リバースケアのメリット
- 毛先の乾燥・パサつきの改善
- 髪の手触り・指通りが良くなる
- 広がりやすい髪をボリュームダウンしてくれる
髪の表面にあるキューティクルをヘアオイルやトリートメントがコートすることで、髪のパサつき・ゴワつき、静電気を抑制。
手触りや指通りも良くなります。くせ毛で広がりやすい髪も、ボリュームダウンします。
リバースケアのデメリット
- 髪がベタつく・重たくなる原因になる
- ヘアオイルとトリートメントの減りが早くなる
髪にトリートメントが吸収しすぎると、ベタつく原因になったり、重たくなることがあります。
ヘアオイルやトリートメントの付ける量を調整することが大切です。
また、乾いた状態の髪にヘアオイルとトリートメントを塗るため、吸収量も増え、使用量が通常よりも増えます。
リバースケアをする理想の頻度は?
リバースケアの頻度は、週に1回がおすすめです。
髪の状態に合わせて、頻度を多くしたり、少なくしたり調整してみてください。
リバースケアの正しいやり方
リバースケアの正しいやり方・手順を解説します。
- ブラッシングする
- ヘアオイルをつける
- トリートメントをつける
- 軽めに洗い流す
- シャンプーをする
- 髪がきしむ場合のみトリートメントを軽くする
- タオルドライ後に洗い流さないトリートメントをつける
- ドライヤーで乾かす
髪が乾いた状態でブラッシングしていきます。
髪の絡まりや付着している汚れをあらかじめ取り除くことで、リバースケアがをスムーズに行うことができます。
頭皮の血行促進効果、髪にツヤを与える効果もあります。
ヘアオイルをダメージが気になる中間〜毛先につけましょう。
そして、10〜15分程度時間をおきます。
時間を置くことで、オイルが髪の内部まで浸透します。
油脂系のオイルを使ったヘアオイルがおすすめです。
- 椿ホイル
- 馬油
- ホホバホイル
- アルガンオイル
- オリーブオイル
次はトリートメントを中間から毛先に付けます。
ヘアオイルの上からトリートメントをつけると、ヘアケア効果が高まるだけでなく、シャンプーで洗い流しやすくなります。
油分が髪に残ってベタつくのを防ぐ効果があります。
シャワーヘッドを頭皮に当てて、頭皮に指を通しながら軽めに洗い流しましょう。
(ある程度ヌルつきが残るように)
お湯の温度は38〜40℃のぬるま湯。
頭皮に指をあてながらマッサージするようにシャンプーしていきます。
毛先をゴシゴシ擦らないようにするのがポイント。泡が流れるくらいでOK!
その後、入念に洗い流しましょう。ヌルヌル感がなくなるまで、時間をかけてすすぐことが大切。
髪がきしむ場合のみ、トリートメントを軽くしましょう。(きしみがでなければ、基本はしなくてもOK)
シャンプーのみで終わっても大丈夫です。
タオルドライをしっかりとする。そして、洗い流さないトリートメントを付けましょう。
根元以外の中間〜毛先にかけてつけます。
ドライヤーを使って、根元→中間→毛先の順番で乾かします。
乾かし終えたら、冷風を使って髪をクールダウンさせましょう。
キューティクルが閉まって、髪にツヤがでます。
まとめ
リバースケアの効果やメリットでメリット、正しいやり方を解説してきました。
髪がパサつく、手触りが悪い、くせで広がる髪質の方におすすめのヘアケア方法です。
しかし、やり方を間違えると髪がベタつく・重たくなる原因になるので、紹介している手順に沿って実践してみてくださいね。
記事の内容は、個人の感想であり効果効能または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。