カラーバターの正しい使い方、エンシェールズを上手に使って染めるコツを美容師が解説。放置時間や使用頻度、カラーバターの落とし方についても詳しく解説していうるので、自分で染めたいという方は是非、参考にしてください。
カラーバターの正しい使い方【美容師が解説】
カラーバターの正しい使い方を美容師が解説します。
準備するもの

- カラーバター
- トリートメントorコンディショナー
- カップ(100円均一)
- ゴム手袋(100円均一)
- マドラー(100円均一)
- ゴミ袋
- ヴァセリン
カラーバターは服に付くと染まるので、ゴミ袋を頭部分を切り取り、カラークロスのように被って汚れるのを防ぎましょう。
そして、ヴァセリンをフェイスラインにつけておくと、肌染まりを防ぐことができますよ。
①シャンプーで髪の汚れを落とす
カラーバターを塗る前に必ずシャンプーで髪の汚れを落としましょう。特にスタイリング剤などがついた髪は、色ムラができる原因となります。
この時、コンディショナーやトリートメントはしなくても大丈夫です。
②タオルで髪の水分を拭き取る
タオルドライで髪の水分を取ることで色の入りが良くなったり、塗りムラをなくすことができます。
また、水分量が多い髪にカラーバターを塗ると、液ダレする事故が起こりやすいので、しっかりと水分を拭き取るようにしましょう。
③カラーバターとトリートメントをカップにだし色を調合する

カラーバターとトリートメントかコンディショナー(普段使っているものでOK)をカップにだして色を調合します。
調合しないでそのまま髪に塗ると色が濃く入り過ぎて失敗します。
順番はまず、カラーバターを適量出します。その後にトリートメントをプラスして薄めて使います。
色テストするために髪の内側を染める
髪の内側、表面に出てこない部分の毛束を染めてみて、色が丁度良いかテストしましょう。
④全体塗布(根元〜中間〜毛先)
カラーバターを塗る前にすることリスト3つ。
- ゴミ袋を被って汚れるのを防止
- フェイラインにヴァセリン(フェイスクリーム)を塗って汚れるのを防止
- 手袋をして汚れるのを防止
手袋をしてからカラーバターを適量手に取り、根元中間毛先の順に塗っていきます。
毛先を最後に塗る理由は、ダメージが蓄積している毛先は他の部分より色が濃く入るから。
⑤15分〜20分時間を置く
全体を塗ることができたら、15分〜20分を目安に時間を置きます。
時間を置くほど色が入りので、色持ちを考えてしっかり色素沈着させたい場合は長い時間を置くようにしましょう。
しかし、薄い色味を入れたい場合には、時間の置きすぎに注意しましょう。色が濃く入りすぎてしまうリスクがあります。
⑥ぬるま湯でしっかりと洗い流す
ぬるま湯で充分にすすぎます。
すすぎが甘いと、タオルや枕シーツが汚れる原因となります。入念にすすぎましょう。
お湯の温度が高過ぎても、低過ぎてもよくありません。36〜38℃くらいのぬるま湯がいいでしょう。
カラーバターを流した後は、トリートメントやコンディショナーはしなくてもOKです。
エンシェールズカラーバターを上手に使うコツ

①タオルドライをしっかりとする
タオルドライをしっかりとすることで、染まりがぐんと良くなり色のムラも軽減できます。
髪は濡れているけど、水分は滴らない程度が理想的です。
②髪の内側に塗ってテストする
髪全体塗り始める前に、髪の内側を一部染めてテストしてみましょう。実際に髪に塗ると、予想より濃かったということがあります。髪表面に出てこない部分の毛を染めてチェックしましょう。
③ラップを巻くと染まりがよくなる
カラーバターを放置する時に、食品用のラップを巻いておくと色の染まりが良くなります。
体温を逃さないことで温まり、色入りが良くなる効果。そして、乾くのを防ぐ効果があります。
カラーバターの使い方に関するQ&A
- カラーバターの放置時間は?
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カラーバターの放置時間は商品や色種類によって異なりますが、15〜20分程放置するのが理想です。
- カラーバターの使用頻度は?何日おきにする?
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レッド系・ピンク系の暖色カラーは1カ月~1カ月半。
アッシュ・シルバーなど薄い色や明るいブルー系は2~3週間を目安に使用すると良いでしょう。
- カラーバターの落とし方は?
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- シャンプーをする(少し落ちる)
- トリートメントをつけて時間を置いてから流す(少し落ちる)
- シャンプーとブリーチを混ぜて髪に塗る(落ちる)
- ブリーチを髪に塗る(しっかりと落ちる)
- カラーバターは白髪も染まりますか?
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カラーバターは白髪も染めることができます。しかし、白髪をナチュラルなブラウンにするには、白髪染めトリートメントがおすすめです。
まとめ
カラーバターの正しい使い方と上手に染めるコツを紹介してきました。しっかりとタオルドライをする、塗る前にテストする、ラップをして乾燥を防ぐをポイントに是非、トライしてみてください。
- 記事の内容は、個人の感想であり効果効能または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。
- 本記事内の口コミは個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。
- ヘアカラー (医薬部外品) は、使用上の注意をよく読んで正しくお使いください。
- ヘアカラーをご使用の前には、毎回必ず皮膚アレルギー試験 (パッチテスト) をしてください。
- 皮膚アレルギー試験(パッチテスト)について|日本ヘアカラー工業会