白髪染めトリートメントのデメリットとメリットについて美容師が解説します。
白髪染めトリートメントのデメリット5つ
1.白髪染めのように1度では染まらない
白髪染めトリートメントは、一般的な白髪染めのように1回で染まりません。
髪の表面に少しずつ着色していくようなタイプの染毛剤なので、数回使い続ける必要があります。
2.明るくすることができない
白髪染めトリートメントには脱色剤が配合されていないため、明るくすることができません。
絵の具を髪に塗るように、明るい髪(白髪)を暗くすることは可能です。
3.色落ちが早く、定期的に染める必要がある
髪の表面に着色している白髪染めトリートメントは、シャンプー等で少しずつ色落ちします。
そのため、キレイな状態を維持するには、定期的に使い続ける必要があります。
4.お風呂場やタオルが汚れることがある
白髪染めトリートメントは染料が入っているので、お風呂場やタオル、手指を汚すことがあります。
- お風呂場をシャワーで濡らしておく。
- 手や爪が染まらないように手袋を使用する。(100均のビニール手袋がおすすめ)
- 色の濃いタオルで髪を拭くようにする。
5.美容院での施術に影響する場合がある
白髪染めトリートメントで染めると、美容院での髪を明るくする施術に影響がある場合があります。
美容院に行く1週間前くらいから白髪染めトリートメントの使用を控えると影響が出にくくなります。
白髪染めトリートメントのメリット3つ

1.髪を染めながらヘアケアができる
白髪染めトリートメントは、一般的な白髪染めヘアカラーと比べたときの最大のメリットはヘアケア効果です。
髪の乾燥やハリ・コシ低下、うねり広がりなどの髪の悩みがある方が多い白髪染め世代。ダメージすることなく、むしろ白髪を染めながらヘアケアができる点は非常に魅力的です。
2.自宅で簡単に染められる
白顔染めトリートメントは、トリートメントを塗る感覚で自宅で簡単に染められます。
不器用な方でもムラになりにくく、塗った後から塗り直すこともできるので、不器用な方にもおすすめです。
3.ムラになりにくい・失敗しにくい
塗った後から塗り直すことができたり、少しずつ着色していく特性から、失敗しにくい白髪染めです。
自分で白髪染めするのが苦手、失敗した経験がある方におすすめです。はじめて使う方にも使いやすい白髪染めと言えるです。
白髪染めトリートメントを上手に使うコツ
①タオルドライを入念にする
タオルドライを入念にすることで、塗りムラにならず均一に塗ることができます。
ポイントは、頭皮の水分をとるようにタッピングしながらタオルドライすること。
頭皮に水分が残っていると塗りムラだけでなく、白髪染めカラートリートメントが顔に垂れる事故が起こるかもしれません。
②室温を温めてから塗り始める
寒い場所で白髪染めカラートリートメントを塗ると、染まりが悪くなることがよくあります。
染め始める前に、室温を暖かくしておくと染まりが良くなります。
また、ある程度の湿度があるとより良いでしょう。このひと手間で仕上がりが変わります。
③根元から塗り始める
白髪が目立って気になる根元からから塗り始めることで、塗り忘れを防ぐ事ができます。
そして、一番最初に塗った部分は長く時間をおくことができるので、染まりがよくなるというメリットもあります。
もし塗っている途中に白髪染めカラートリートメントが足りない!なんて最悪な事態になっても、根元だけは染めることができます。
④薬を置くようにたっぷり塗る
白髪染めカラートリートメントを塗ったのに染まらなかったという失敗の多くは、薬剤の塗布量が足りないということがほとんどです。
白髪をしっかりと染めるには、気になる部分にたっぷりと白髪染めカラートリートメントが付いている状態にしなければなりません。
上手に染めるコツは、白髪染めカラートリートメントを置くイメージでたっぷりと塗布することです。
そして、全て塗り終えた最後に、もう一度生え際を再塗布する。
⑤ラップで温める
白髪染めカラートリートメントを根元に置いたら、ラップで蓋をしましょう。
そうすることにより、頭皮の体温で反応が促進されます。また、薬剤の乾燥を防ぐこともできます。
まとめ
白髪染めトリートメントのデメリットとメリットを解説してきました。
少しずつ着色していく染毛剤なので、大きな失敗になりにくく、髪への負担も少ない白髪染めトリートメントは使い勝手の良いアイテムです。
白髪を染めることができてトリートメント効果もあるので、髪のダメージが気になる方にもおすすめです。是非、お試しください。
- 記事の内容は、個人の感想であり効果効能または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。
- 本記事内の口コミは個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。
- ヘアカラー (医薬部外品) は、使用上の注意をよく読んで正しくお使いください。
- ヘアカラーをご使用の前には、毎回必ず皮膚アレルギー試験 (パッチテスト) をしてください。
- 皮膚アレルギー試験(パッチテスト)について|日本ヘアカラー工業会