化粧水の正しい使い方について解説します。付ける順番や適正使用量、化粧水の効果を引き出すコツ4つを美容のプロが紹介します。
化粧水の付ける順番・使用量
手で化粧水をつける方法と、コットンを使ってつける方法を紹介します。
化粧水をつける順番
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- クリーム
化粧水の主な役割は、肌に水分を与えることです。そして、次につける美容液などの成分を導入しやすくするという目的もあります。
美容液や乳液などのスキンケアの浸透率を高めたり、成分を肌にゆきわたらせる効果があるので化粧水を一番はじめに使うのが基本です。
化粧水の使用量
化粧水に記載されている量を使いましょう。
適量と表記されている場合は、500円硬貨大くらいの量を目安として使用すると良いでしょう。
コットンを使う場合の目安は、コットンの裏側まで十分ぬれるくらいの量を使いましょう。
化粧水の正しい使い方【コットンで付ける方法】
コットンで化粧水をつけることで、肌にムラなく付けることができたり、コットンをパックみたいに使えたりと便利な反面、肌との摩擦が生じやすいので気をつけてくださいね。
コットンを、中指または中指と薬指の腹にのせ、人さし指と薬指でコットンの両端をおさえます。
反対の手で化粧水を持って、適量をコットンに含ませます。
化粧水の適量は、500円硬貨大くらいの量を目安として使用すると良いでしょう。コットンの裏側が十分にぬれるくらいです。
乾燥しやすい頬やUゾーンからつけはじめましょう。
コットンの水分を肌に含ませるような気持ちで、顔の内側から外側に向かって、顔全体に広げていきます。
特に、目元・口元は特に優しくつけましょう。
顔全体につけ終えたら、首にもつけるましょう。首につける場合は、首の下から上に向かって、ふくようになじませます。
両手で顔全体を包み、10〜15秒ほどハンドプレスをしましょう。
「ハンドプレス」とは、手の温度と圧で浸透力を高める方法です。押し当てる際には、10秒以上肌に手を密着させておきましょう。(強くしない)
これを部位ごとに繰り返すことになるため、時間はかかりますが、化粧水をパシャパシャとつける方法と比べると圧倒的に浸透力・保湿力が違います。
肌の乾燥に悩んでいる方には最適な方法なので是非お試しください。
化粧水の正しい使い方【手で付ける方法】
手でつけることで、手の温度によって肌への馴染みがよくなります。肌への摩擦刺激が少ないのもいい点です。ただ、洗顔の泡がついていたり、不潔な手で化粧水をつけると逆効果なので気をつけて。
片手のひらにとった500円大の量の化粧水を、両手のひら全体に広げて温めます。
顔の中心から外側へ、手で顔を包み込みながら、大きく円を描くようにのばします。目元や口元などお肌が薄いパーツは、「指の腹」でそっと押さえるように伸ばします。
顔全体につけ終えたら、首にもつけるましょう。首につける場合は、首の下から上に向かって、両手のひら全体を使い、軽くすりあげるようになじませます。
両手で顔全体を包み、10〜15秒ほどハンドプレス(※)をしましょう。
これを部位ごとに繰り返すことになるため、時間はかかりますが、化粧水をパシャパシャとつける方法と比べると圧倒的に浸透力・保湿力が違います。
化粧水の効果を引き出すコツ5つ
①摩擦に気をつけて優しく肌に馴染ませる
手でつけるハンドプレス、コットンを使用したケアにおいても、きつく押し当てたり、荒っぽく行うことで、お肌の角質にダメージを与えるリスクもあります。
肌への摩擦がシミや肌の赤みができる原因になることも。
パッティングは優しく行えば問題ありませんが、やりすぎには注意が必要です。
②化粧水を付けた後、そのまま放置しない
化粧水を付けた後に乳液などを付けずに放置すると、肌が乾燥する原因になります。
肌が乾燥すると、シワや肌荒れの原因になることがありますので、化粧水を付けた後には乳液やクリームなどでしっかり保湿をしましょう。
③フェイスパックやフェイスマスクは長時間使用NG
美容成分を、肌にしっかり行き渡らせることができるパックやシートマスク。
長時間のせ続けると、肌を乾燥させ刺激となることもありますので注意しましょう。
④ローションパックで浸透を高める
コットンにたっぷりの化粧水を染み込ませ、コットンを裂いて(3枚程)肌に貼ってパックする。
時間は3分程度にしましょう。
※時間のおきすぎに注意。長ければ長いほど効果高くなるように感じますが、それ以上パックをし続けると逆に化粧水が蒸発して肌の水分を奪ってしまう可能性があります。
まとめ
化粧水は、お肌を保湿し健康な状態に整える大切なスキンケアです。使い方に不安がある方は、この記事を参考に見直してみてはいかがでしょうか?正しい使い方を実践すれば、化粧水の効果を今まで以上に感じるはず。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。