リンスの正しい使い方:すすぎ時間の目安は?効果を引き出すコツを美容師が解説

リンスの正しい使い方:すすぎ時間の目安は?効果を引き出すコツを美容師が解説

シャンプーのゴワゴワを中和してくれる役割を持つリンス。みなさんは正しく使い方を知っていますか?この記事では、リンスの正しい使い方と付ける順番、すすぎ時間の目安、使用頻度について美容師が解説します。

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下川直人

目次

リンスの効果

リンスには、シャンプー後のゴワゴワする状態の髪を、滑らかな手触りにする効果があります。そして、髪の表面に薄い油膜を貼ることで髪を保護します。

リンスの構成主成分は、"プラスに帯電したカチオン性界面活性剤"と炭素数の多い高級アルコールなどの"油剤"です。このようにしてできる油膜が髪表面のキューティクルを包みこむことでキューティクルの剥離を予防します。髪のきしみは剥離したキューティクルがひっかかることで生じるため、リンスのおかげで滑らかな髪が保たれているのです。

シャンプー&リンスの化学 - 化粧品の化学 - Cute.Guides at 九州大学 Kyushu University

プラスに帯電したリンスを使うことで、静電気を抑える役割もあるようです。

リンスの正しい使い方

リンスは、シャンプーの後に使うのが基本の順番です。シャンプーをした後にリンスをする流れを想定して、使い方を解説していきます。

リンスの手順・順番
  1. シャンプー後、髪の水分をとる
  2. 毛先からリンスをつける
  3. 手ぐしを通して馴染ませる
  4. リンスを洗い流す

1. シャンプー後、髪の水分をしっかり取る

シャンプー後、髪の水分をとる

シャンプー後、濡れた髪を手で優しく絞り水分をとります。

ビショビショに濡れたのままリンスを付けても、水分で飽和している状態なので効果が半減します。

しっかりとリンスの効果を引き出すには、タオルドライすることをおすすめします。

2.毛先からリンスをつける

毛先からリンスをつける

リンスは最もダメージしている毛先から付けていきましょう

ムラなく付けるためにも、適量を数回に分けて付けましょう。

リンスの適正量は、トリートメントと比べて少なめ。沢山の量を付けすぎると、すすぎ残しやすいので注意しましょう。

3.手ぐしを通して馴染ませる

髪全体に行き渡るように、手ぐしを通して馴染ませます。リンスの効果を引き出すためにも、大切な作業です。

髪を傷つけないように優しく行いましょう。

4.リンスを洗い流す

リンスを洗い流す

時間をおかずに、リンスを洗い流します。

髪のコンディションを整え、表面にコーティングするという目的なので、時間を置かなくても充分効果を発揮します。

すすぎの目安は、頭皮や髪がぬるっとしないくらい。シャワーを頭皮に当てながらしっかりと洗いましょう。

リンスの使い方に関するQ&A

すすぎの目安は?

すすぎの目安は、リンスのヌルっとした感触がなくなるまで入念にすすぎましょう。 リンスが頭皮に残ってしまうと、肌荒れなどの頭皮トラブルの原因になります。

リンスとコンディショナーの違いは?

リンスとコンディショナーの違いは、メーカーによって統一されておらず、一般的に同じ意味合いで使われています。ほぼ同じものとされています

傾向として、スカルプケアや頭皮ケア、メンズ用ヘアケアでシャンプー&リンスと販売されていることが多いです。

まとめ

リンスの使い方について解説してきました。シャンプー後の髪にキシキシする状態を、手触りの良い感触にする為にも使いましょう。下記の記事では、おすすめのリンスを紹介しています。合わせてご覧ください

著者情報

美容師資格を保持する美容師が執筆&監修する美容メディア。「ヘアケア・スキンケア・メイクアップの基礎知識」や「美容の雑学」をわかりやすく解説。プロがおすすめする美容アイテムも紹介します。

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