美容師が選ぶドラッグストアで購入できるプチプラの洗い流さないトリートメントを紹介します。
使用感、髪の仕上がり、香り、成分、価格を評価基準にして選びました。
まずは洗い流さないトリートメントの選び方をご覧ください。
洗い流さないトリートメントの選び方
1.髪質に合うタイプを選ぶ
自分の髪質にあったものから選ぶのがベストです。タイプ別に効果的な使い方も少し紹介します。
髪のタイプ | 種類 |
---|---|
ダメージ毛 | ミルクタイプ+オイルタイプ |
乾燥毛 | オイルタイプ、ミルクタイプ |
硬毛 | クリームタイプ |
柔らかくて細い髪 | ミストタイプ |
膨らみやすい髪 | ミストタイプをつけた後オイルタイプを重ね付け |
ダメージ毛→ミルクタイプ・オイルタイプ
ダメージしている髪は、ダメージ補修効果のあるミルクタイプの洗い流さないトリートメントがおすすめです。
特にブリーチやカラー、パーマを繰り返しているハイダメージ毛は、ミルクタイプを付けた後にオイルタイプを重ねて付けると良いでしょう。
乾燥毛→オイルタイプ
乾燥毛は保湿力の高いオイルタイプが良いでしょう。
効果的な使い方は、乾かす前の濡れた髪に付けます。
ドライヤーで80%程乾かしたら、再度少量を毛先に付けて乾かします。髪内部の水分を逃さないように、再塗布すると乾燥を防ぐことができます。
硬毛→クリームタイプ・オイルタイプ
硬い髪は水分を弾き乾燥しやすいので、クリームタイプの洗い流さないトリートメントを中間から毛先に付けましょう。
しっとりしやすいので、根元付近は付けないようにします。
柔らかくて細い髪→ミストタイプ
細くて柔らかい髪は、しっとりしすぎるとペシャンコになります。
ミストタイプを付けるか、ミルクタイプを毛先中心に付けるのが良いです。
特に根元付近の髪は、ボリュームダウンするので付けないようにしましょう。
膨らみやすいクセ毛→ミスト・オイルタイプ
膨らみやすい髪は、ミストをつけてからオイルを付けると良いでしょう。
ミストで全体的な質感を整え、オイルでフタをするイメージで重ねてつけます。もちろんミルク+ミストでも良いと思います。
2.オーガニックなどの成分で選ぶ
洗い流さないトリートメントには、髪や肌に優しい成分を使用しているものや、オーガニックなどの原料を配合したものが選べます。
天然由来成分100%でできているものもあります。
洗い流さないトリートメントが肌に付いてしまうことを考えると、安心して使用できる成分でできたものを選びたいですね。
3.ブランドで揃える
(出典:La CASTA)
ヘアケアライン(シャンプー、トリートメント、洗い流さないトリートメント)をトータルで揃えるというのもありです。
ヘアケア効果が一貫しているので、製品同士の相性が良かったりします。
髪への効果だけでなく、使用感や香りに統一感が欲しい人にはおすすめの選び方です。
無理に合わせる必要はありませんが、迷うのであればラインで購入すると失敗はないと思いますよ。
4.ヘアスタイルに合うものを選ぶ
ヘアスタイルに合う洗い流さないトリートメンとを選ぶのも大切です。
特に、パーマをかけたスタイリングの場合など、保湿力が高くてボリュームダウンしすぎないものがおすすめです。
5.信頼する美容師に相談しよう
洗い流さないトリートメントは、自分の髪質に合うものを選ぶことがとても重要です。なので自分の髪のことを理解してくれている担当美容師に聞くのが一番です。
サロンで購入できる洗い流さないトリートメントも、手軽に試せる価格のものも用意されていますよ。
プチプラの洗い流さないトリートメントおすすめ人気ランキング10選
10位.パンテーン 洗い流さないトリートメント インテンシブヴィタミルク
瞬間浸透補修プロビタミン処方。
シリコンや界面活性剤を多く配合しているので手触りはよくツヤがでます。
ただ、これだけコーティングすると長期的に使用するとベタつき、パーマがかかりにくくなるかもしれません。
9位.TSUBAKI ツバキ リペアミルク ヘアトリートメント
浸透ナノ補修オイル・椿麹ツバキ麹発酵エキス、グリセリン(毛髪 柔軟・保湿)配合。
微細ダメージまで徹底補修し、ひどく傷んだ毛先まで至福のやわらか手触りに整えます。
ドライヤーの熱から守るヒートプロテクト効果と、紫外線ダメージから髪を守るUVプロテクト効果もあります。
機能性と価格のバランスが優れた洗い流さないトリートメントミルクです。
ダメージがなく、強いくせなどないノーマル髪質であればおすすめ。
8位.BOTANIST ボタニスト ボタニカルヘアミルク モイスト
天然由来の成分配合で魅力的な洗い流さないトリートメントミルク。
植物エキスブレンドが傷んだ髪に優しく働きかけ、潤いを与え補修。
手触りアップのコンディショニング成分、保湿保護成分をバランスよく配合。
使用感としては、少し物足りなさを感じる。甘い香りも好みがわかれるところ。
7位.ラックス スーパーリッチシャイン ダメージリペア リッチ補修クリーム
ホホバ種子油、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、加水分解ヒアルロン酸、シアバター、アルガンオイル(補修成分)配合。
オイル系を多く配合しているのでまとまり感、髪のおさまりがいいのが特徴。ダメージによるゴワつきが気になる方におすすめ。
しっとり感が強いので、細毛軟毛の方には向かないかもしれません。
6位.ダヴ 洗い流さない 濃密ミルク ヘアトリートメントクリーム
ダヴ独自のモイスチャーミルクEX(うるおい成分)配合処方が、うるおいの足りていない部分を探しあて密着。
翌朝までうるおってまとまる、毛先までなめらかな仕上がり。
髪馴染みのいいテクスチャーで使いやすく、まとまり感も持続します。
5位.アミノメイソン モイストナイトクリーム
髪内部にナノCMCを補給させ、コーティングすることで、髪をやわらかくするクリーム。
髪のおさまり、ツヤ回復、手触りアップに効果が期待できるのと、くせ毛がおさまりやすくなります。
サラサラ質感が好きな方におすすめ。
4位.いち髪 くるんとうるおいツヤウェーブ和草ミルク
スタイルアレンジ&キープ成分配合。和草UVダメージケア成分「コメEX‐UV」配合。
みずみずしく可憐に咲く山桜満開の香り。
機能性を持たせた洗い流さないトリートメントミルクです。
ツヤと手触り感がよくなり、どんな髪質にも幅広く対応できると思います。
お値段も手頃です。紫外線吸収剤が配合されているので、敏感肌の方には刺激となるかもしれません。
香りの好みはわかれそうです。
3位.髪を守る椿ちゃん 補修ヘアミルク
椿の恵みにより髪をダメージから守るバリア機能を高め、ツヤとうるおいのある美しい髪をつくります。
天然椿油と椿の花・種子・葉から抽出されたエキスを配合。
椿油のいい点を取り入れたしっとり系の洗い流さないトリートメントミルクです。
お手頃価格でこのクオリティ。
2位.ディアボーテ トリートメントリペアミルク
高濃度オーガニックヒマワリオイル配合。しっとり感があるので、髪が太くて硬い髪質におすすめです。
ストレートスタイル、ワンカールスタイルにおすすめですが、髪を動かすパーマスタイルにはあまり向かないかもしれません。
1位.大島椿 ヘアクリーム しっとり
ツバキセラミド(補修成分)椿油(保湿・柔軟・保護成分)配合。
ツバキセラミドがキューティクル内部に浸透して傷んだ部分を補修し、健康な髪に導きます。
しっとり感が得られるので髪が硬くて膨らみやすい人におすすめ。
洗い流さないトリートメントの使い方
洗い流さないトリートメントは、アウトバストリートメントとも呼ばれるヘアケアアイテムで、お風呂上がりの濡れた髪につけます。
手順と合わせて、洗い流さないトリートメントの使い方について解説します。
1.タオルドライ(つける前の準備)
実は、洗い流さないトリートメントの効果を引き出すのにもっとも重要なのが、付ける前のタオルドライです。
タオルドライを見直すことで、洗い流さないトリートメントの効果を十分に発揮させることができます。
タオルドライが不十分で、髪に水分が残っていると洗い流さないトリートメントの栄養や油分が浸透しません。
髪内部は水でいっぱいなので、洗い流さないトリートメントが髪に入っていく余地がないのです。
タオルドライのポイント!
タオルで髪を挟むようにして、軽くギュッと抑えながら水分をとります。
水滴が全くたれない状態が理想です。
髪が濡れている状態はダメージを受けやすい状態なので、こすったりはしないようにしましょう。
2.適正量を手に出す
洗い流さないトリートメントは付け過ぎても、付けなさ過ぎてもダメ。
目安はこちらを参考にしてください。
髪の長さ | 適正量 |
---|---|
ショート | 1プッシュ〜2プッシュ |
ボブ | 2プッシュ〜2.5プッシュ |
ミディアム | 2.5プッシュ〜3プッシュ |
ロング | 3〜4プッシュ |
洗い流さないトリートメントのつける量が多多過ぎると、シャンプーで落としきれなくなります。髪や頭皮に残った油分が酸化し、頭皮のトラブルを招くこともあります。
商品によって適正量は異なるので、毎日使いながら量を調節しましょう。
適正量の目安は髪が乾いた時に、髪の手触りが柔らかくなるくらいの量がおすすめ。
ベタつくのはつけ過ぎの証拠。
3.手のひらに伸ばす
洗い流さないトリートメントを髪にムラなくつける為に、手のひらで一度伸ばし、指に馴染ませてから髪に付けるようにしましょう。
特にオイルの場合は、手のひらに伸ばした後、手を合わせて体温で温めてから髪につけると浸透しやすくなります。
4.毛先から付ける
一番ダメージがあり乾燥しやすい毛先から付けていきます。
間違っても洗い流さないトリートメントを根元に付けないように。
手で髪をこすり合わせながら付けてしまうと、キューティクルを傷めるで注意。
優しく手ぐしを通すように付け、髪がしっかりと吸収するように軽く揉みこみましょう。
5.中間部分に馴染ませる
手ぐしを通しながら中間部分に馴染ませていきます。
洗い流さないトリートメントを髪の内側までつけるイメージで伸ばしていきます。
6.コーミング
これが2番目に重要なポイント!
目の粗いコーム(くし)でコーミングすることで、洗い流さないトリートメントをムラなく均一に付けることができます。
このひと手間を加えることが、洗い流さないトリートメント効果を最大限に引き出すポイントです。
7.ドライヤー
ドライヤーは根元→中間→毛先の順番で乾かします。
温風と冷風を交互に切り替えながら、髪の温度が上がり過ぎないように乾かしましょう。
8.ある程度乾いたらもう一度付ける
半分乾いたら、もう一度少量の洗い流さないトリートメントをつけましょう。
付けたら均一にするために再度コーミングをしましょう。
重ね付けすることで1日中潤う髪をキープできます。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。
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