シャンプーに配合される高級アルコール系界面活性剤の「ラウレス硫酸アンモニウム」について解説します。洗浄剤の特徴や効果作用、安全性(毒性)、注意点についても紹介します。
- 高い洗浄力と脱脂力を持つ
- 軽い泡がつくることができる
- 高級アルコール系に分類
- シャンプーなどの使用用途においては、一般的に安全性に問題のない成分であるとされています
ラウレス硫酸アンモニウムとは
化粧品成分表示名称 | ラウレス硫酸アンモニウム |
医薬部外品表示名称 | ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム液、 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸アンモニウム(1E.O.)液 |
高級アルコールに分類される陰イオン(アニオン)界面活性剤です。
特徴
高い洗浄力と脱脂力を持ち、泡立ちに優れています。なおかつ皮膚刺激性が軽減されるアンモニウム塩での使用が増えています。
ラウレス硫酸塩と同じように扱われますが、比較すると脱脂力や洗浄力は劣るもののラウレス硫酸アンモニウムの方が溶解性の向上や軽い泡が生成でき、なおかつ皮膚刺激性が軽減されています。
安全性・毒性
60年以上の使用実績があり、安全性に問題のない成分であると考えられています。
皮膚刺激性は、ほとんどなし-中程度の刺激が起こる可能性があると考えられます。
シャンプーのように短時間で短時間の非連続使用として皮膚から完全に洗い流すように設計された製品において、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。
ただし、長時間皮膚に塗布する製品および状況下においては、安全性に問題があると考えられます。
ラウレス硫酸アンモニウム配合のシャンプー
サクセス シャンプー ボリュームアップタイプ

サクセス薬用シャンプー

サクセス薬用シャンプーの全成分(クリックで開く)
メリット シャンプー

メリット シャンプーの全成分(クリックで開く)
- グリチルリチン酸ジカリウム【有効成分】
- 水
- ポリオキシエチレンラウリルエーテル 硫酸アンモニウム(1E.O.)液
- ラウレス硫酸Na
- ラウリルヒドロキシスルホベ タイン液
- ラウリン酸アミドプロピルベタイン液
- エタノール
- POEステアリル エーテル
- グリセリンモノイソデシルエーテル
- ジステアリン酸グリコール
- PPG
- ユーカリエキス
- カモミラエキス-1
- DL-リンゴ酸
- POE(3)ラウリルエーテル
- POE(4)ラウリルエーテル
- POE(16)ラウリルエーテル
- 塩化ポリプロピレング リコールヒドロキシプロピルトリモニウムセルロース液(2P.O.)
- 塩化トリメチル アンモニオヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロース
- 塩化ジメチルジ アリルアンモニウム・アクリルアミド共重合体液
- セタノール
- ヤシ油脂肪酸エタノールアミド
- ラウリン酸
- BG
- 水酸化カリウム液(A)
- 水酸化ナトリウム液
- 安息香酸塩
- エデト酸塩
- 香料
まとめ
ラウレス硫酸アンモニウムは、高い洗浄力と脱脂力を持ち、気泡性に優れています。
ラウレス硫酸塩と同じように扱われますが、比較すると脱脂力や洗浄力は劣るもののラウレス硫酸アンモニウムの方が溶解性の向上や軽い泡が生成でき、なおかつ皮膚刺激性が軽減されています。
シャンプーのような短時間で皮膚から完全に洗い流すような製品においては、一般的に安全性に問題のない成分であると考えられます。
気になる方はぜひチェックして見てくださいね。
- 高い洗浄力と脱脂力を持つ
- 軽い泡がつくることができる
- 高級アルコール系に分類
- シャンプーなどの使用用途においては、一般的に安全性に問題のない成分であるとされています
参考サイト:ラウレス硫酸アンモニウムとは…成分効果と毒性を解説
エマール AD-25R | 花王ケミカル製品
ラウレス硫酸アンモニウム(化粧品):Cosmetic-Info.jp
- 記事の内容は、個人の感想であり効果効能または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。
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