美容クリームの使い方と効果を引き出すコツを紹介します。
ヘアメイクで多くのモデルにクリームを塗ってきた美容のプロが、肌コンディションを高める塗り方を紹介します。
美容クリームとは
美容クリームとは、「化粧水で保湿した潤いをキープする効果」と、「油分の膜で肌を包み保護する効果」があります。
乳液よりも油分が多く、肌を保護する働きが強いと言われており、コクのあるテクスチャーが特徴です。
塗り方
おでこ、両頬、あご、鼻の5点に、美容クリームをつけ、両手で中央から外に向けて顔全体へと伸ばしていきます。
クリームは乳液よりもかためなので、手で伸ばすと摩擦によって肌の負担になることがあります。
成分がしっかりと肌に浸透するように、ハンドプレスで付けるのがおすすめです。
ハンドプレスについては、後ほど紹介します。
塗る順番
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
- 美容クリーム
クレンジング後に化粧水で保湿し、その後に油分の少ない順番で塗ります。
油分が多い化粧品を先に使うと、油分でカバーされてしまい成分の浸透が悪くなってしまいます。
美容クリームは、スキンケアの一番最後に使うと覚えておくと良いでしょう。
効果を引き出すコツ6つ
美容クリームの効果を引き出すコツを紹介します。
1.化粧水でベースをつくる
クレンジング後、化粧水を肌にまんべんなくつけましょう。化粧水で肌の角質を柔軟にし保湿することで、美容クリームの浸透率が高くなります。
2.温めてから使う
すぐに顔につけるのではなく、手の温度で温めてから使うとクリームがやわらかくなり、肌に馴染みやすくなります。
手のひらにとり、手を合わせて手の温度で温めます。
油分が多い化粧品は温まりやすいので、数十秒手のひらを合わせれば温まります。
3.ハンドプレス
ハンドプレスは、誰でも簡単にできてスキンケアの効果を促進できる方法です。
両手のひらで顔全体を覆うことで、手の体温を使って押しこむことによって、成分の浸透が良くなります。
押し当てる際には、10秒以上肌に手を密着させておきましょう。
これを部位ごとに繰り返すことになるため、時間はかかりますが、化粧水をパシャパシャとつける方法と比べると圧倒的に浸透力・保湿力が違います。肌の乾燥に悩んでいる方には最適な方法なので是非お試しください。
こすったり強く押しすぎたりしないようにしましょう。刺激、摩擦によって肌ダメージにならないように注意しましょう。
4.適正量
油分が多めの美容クリームは、肌の状態によっては付け過ぎると逆効果になります。
乾燥肌、乾燥しやすい時期は、適正量は少し多め。脂性肌、夏場などの汗をかく時期は、適正量が少なくなります。
そのほかにも、冷暖房などを浴びやすい環境なら乾燥しやすかったりと、ライフスタイルに合わせて適正量を調整しましょう。
5.ポイント使い
顔は部分によって皮脂の分泌量が異なります。
美容クリームを均一に塗るよりも、肌の乾燥度合いを見ながら、部分で量を調整するのが上手に使うポイントです。
乾燥しやすい目元、口元は多めに、Tゾーンは少なめに調整しましょう。
6.ラップパック
クリームをつけた後に、ラップを使ってパックします。
美容クリームを肌にたっぷりなじませ、呼吸できるように鼻の部分をあけ、ラップで覆います。
上から手で包み込むようにやさしく押さえて、温まったら外します。
美容クリームを使う時の注意点
こすって塗らない
美容クリームをすり込むように塗らない。
摩擦が肌ダメージとなり、肌トラブルの原因となります。
美容クリームは、刷り込まなくてもしっかり浸透するようになっているので、肌を摩擦しないように優しく塗りましょう。
使用量が多過ぎる
塗れば塗るほど効果があるというわけではありません。
塗りすぎた美容クリームは、肌表面に残ってしまい、ベタつきの原因になります。
それとは逆に、少なすぎも十分な効果が得られないでしょう。
肌状態を見ながら、商品記載の適正量を守りましょう。
使用期限を守りましょう
一度開封した美容クリームは、できるだけ早めに使い切りましょう。
開封した美容クリームは、酸化したり、雑菌が繁殖したりします。
開封後は3ヶ月、長くても6ヶ月くらいまでには使い切りましょう。
昔に買った美容クリームを使う、なんてことがないように。
※記事の内容は、効能効果または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。
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